皆さまこんにちは。
誰しもどれだけ練習をしようと必ず試合で自分の実力を100%発揮できるとは限りません
試合に負けるときというのはどちらかが圧倒的に実力差がある場合を除いて、自分の実力を半分も出せていない場合が多いです
自分の実力を7割以上でも出せていれば、それだけ自分のプレーをしているということですから、同じくらいの実力の相手であればあるほど勝てる確率は高くなります
しかし、それを知らないがために相手の術中にハマったり少し上手くいかないくらいでしょんぼりしてしまい負けてしまう選手を多く見てきました
せっかく練習したのに、試合で実力を発揮できずに負けてしまうほどもったいないことはありません。
たとえ負けたとしても練習の成果をいかんなく発揮し、自分の実力をなるべく100%近く発揮できれば必ず次につながります
そこで今回は試合で自分の実力を発揮しやすくなるメンタル術というものをご紹介したいと思います
そもそも逆に自分の実力を100%、それ以上発揮できるときというのはどんなときでしょうか
私の経験から言わせてもらうと、本人の性格もかなり影響されてきますが
「相手の戦型やプレースタイルが相性が良いとき」
「トーナメントの終盤で体も十分に温まり精神的に思い切ってプレーできるとき」
「セットオールジュースなどの極限の場面で集中力が一定を超えてゾーンのような状態になったとき」
「客席の視線や応援が一身に集まり、精神が高揚しているとき」
など、結局どれも同じようなことですが共通して言えるのはどれも「勝つこと」に集中しているということです
「目の前の勝利」に集中しているとき、それ以外の感情は何も考え出ません
勝負に集中しているとき「相手がやりにくい」「負けたらどうしよう」「調子が悪い」などそういったマイナスの感情は入る隙間がないのです
つまり試合で自分の実力を発揮するためには、他のことはあまり考えずシンプルに「勝つ」ことだけを考えて勝負に集中することが重要です
当たり前のことを言っているかもしれませんが、負ける人の多くは「勝ちたい」とは思っていても些細なことで自ら「勝つ」ことについて考えるのを途中でやめ「負けること」について考え出します
「負けたら責められる」「負けたら怒られる」「負けたら恥ずかしい」「負けたら次はない」
どんどん自分のパフォーマンスが低下するように自らを追い込んでいるのです
人間ですからそういった考えが一瞬脳裏をよぎってしまうことは誰にでもあり仕方のないことですが、重要なのはそこから思考を切り替えることです
「この相手に勝つにはどうしたら良いか」「どうやったら自分のプレーができるか」「戦術を変えてみるか」など
どんな場面であっても試合中は勝負をあきらめたりせず、たとえ0-2の7-10とかであってもあきらめたりせず、「このセットを逆転すれば一気に波に乗って勝てる」と考えるべきです
それくらい常にどんな相手と戦うときでもポジティブに強気でプレーをすることが必要です
かつて中国の孔令輝という選手が、このようなことを言っていました
「自信があるときは勝つかどうかわからないが、自信がないときは必ず負ける」
孔令輝選手はオリンピックと世界選手権で優勝し長きにわたって世界の第一線で活躍した選手ですが、
そのような安定した強さの秘訣には常に最高のパフォーマンスができるメンタルコントロール術を持っているのです
ですので、試合中は、いや普段から卓球だけに限らず試合に勝つことや何かが上手くいったり成功するイメージを持って取り組みましょう
「イメージすること」に労力は必要ありませんが、その目に見えない考え方の違いが試合において明確に「勝者」と「敗者」を分けるのです
いつでもどこでも何度でも自分の実力を自由自在に発揮できるよう、普段からメンタルコントロールを意識するようにしましょう
あなたの卓球の上達を願っております
それでは。
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