【卓球人生】小学生編〜父との猛特訓〜

皆さんこんにちは。


前回初めて試合に出場した記事を書きましたが、私のデビュー戦は初戦敗退でした。


私の父は負けず嫌いで私が勝てなかったことに腹を立て、その日から毎日のように猛練習する日々が続いたのです


私の所属していた少年団の監督はペンの表ソフト速攻型だったため、私にスマッシュを教えようとしていました


しかし、父はペンのドライブ主戦型だったため私にスマッシュをやめてドライブを一から叩き込んだのです


2人の違う指導方針に私は戸惑いましたが、当時はドライブでつないでチャンスボールをスマッシュで決めるということで私も両指導者も合意していました


まずはワンコースでドライブで連続して30球ノーミスで続けるという練習をしましたが、


何回やっても10球前後でミスしてしまいます、そもそもドライブが何なのかどう打つのかも分からない私にはドライブは高等テクニックだったのです


父は成功したら当時流行っていた「遊戯王カード」を買ってやるというエサを使って私のやる気を出させてくれていました


「とにかく腰を使ってグーンと前に踏み込んで打て」


としか言わず、「何だよグーンって」と思いながら言われた通りに必死に私はドライブを練習したのです


近くに体育館があったので時間があれば練習に連れて行かされ、ときにはバレーとバレーをやっている間でやったり、ようやく卓球台が一台入るくらいの小体育室で練習したり


とにかく私を試合で勝たせたい一心で毎日練習に付き合って、というより父が私を勝たせたいがために毎日練習させられていたような感じでした


毎回やるのはドライブのノーミスの連打とサーブをして3球目攻撃からのドライブ連打とスマッシュまでの一連の流れだけでした


たまにレシーブからの展開もありましたが、父は徹底的に私に「攻めの卓球」を教えてくれたのです


そんな猛特訓のかいあって、私に「プレーの型」というものができつつありました。


サーブから3球目攻撃してスマッシュで決める、レシーブは払うか長かったらドライブして先手を取るというように徐々にペンドライブ主戦型としてのプレースタイルを確立していったのです


その結果、いつしか私は地区大会で優勝したり北海道でベスト16に入るような選手さえも倒してしまうほどになったのです


つづく…

全国優勝校出身卓球コーチの卓球上達ブログ

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