皆さまこんにちは
今日は卓球リオ五輪のシードが決まりました
男子団体は第4シード、女子団体は第2シードになりました
他の種目に関してはまた別の記事で触れていこうと思います
今回は男子シングルスですが、
水谷選手が第4シードで、丹羽選手が第17シードになりました
おそらく今日8月3日の時点で抽選して現地ではトーナメント表ができていると思いますが、まだ私の知る限りでは全てのトーナメント表の情報がわからないので
今回は外シードに関してのみ考察していきたいと思います
まず水谷選手ですが、かなり良い場所にシードされたと私は思います
仮に第3シードだと張継科選手と準決勝であたることになりますが、
どちらかといえば、水谷選手は張継科選手よりも馬龍選手の方がやりやすいのではないかと思うからです
以前の世界選手権でも準々決勝で張継科選手と対戦しましたが、その時の試合を見る限りでは
張継科選手は水谷選手の弱点やプレースタイルを熟知しており、水谷選手に対してかなり自信を持っているように見えます
無論、それは馬龍選手も同じですし、これまで何度も対戦し水谷選手を破ってきましたが
プレースタイル的に私は馬龍選手の方がチャンスがあるのではないかと思います
張継科選手はバックハンドが上手く早い打点で水谷選手のバックを攻めてきます、
それによって水谷選手は後ろに下がるか防戦一方にならざるを得なくなってしまいます
対して馬龍選手は、もちろんバックも打点が早く強烈ですが、どちらかといえば馬龍選手はフォアハンドの方が強くフォア主体で攻めてくるでしょう
ですので、水谷選手のブロックが生きてきて、馬龍選手の強烈に回転のかかったフォアドライブを止めることさえできれば、かなり激しいラリーになると予想できます
またメンタル面でも、張継科選手より馬龍選手の方がメンタルが崩れる可能性があると思います
馬龍選手はかつてプレッシャーのかかる試合で、丹羽選手や岸川選手に負けています
そういった点から見ても勝てる可能性は十分にあると思います
その前に当たる選手で最も入ってきてほしくないのはポル選手でしょう
ケガなどで実力が落ちているとはいえ、これまで何度も対戦し水谷選手のプレーを熟知しているボル選手がくるとかなり嫌なイメージを受けます
またこれは私の個人的な考えですが、ボル選手は水谷選手のことを得意としているように感じます
何度か水谷選手とボル選手の試合を見ましたが、前陣から中陣でカウンターや早い打点のプレーを得意とするボル選手に対して
水谷選手は若干下がってプレーするタイプなので、ラリーが続きやすくボル選手はかなりやりやすそうにプレーしている印象を受けました
他の選手の場合、かなり苦戦するとは思いますが、これまでのオープン戦などの実績から見て、中国選手以外にはほぼ負けないと思われます
そして、丹羽選手ですが
先ほども述べた通り、抽選の結果がまだわからないのでなんとも言えませんが、
丹羽選手は格下には負けないことから、少なくともベスト16には確実に入るでしょう
今の丹羽選手ならば、たとえ自分よりランクが上の選手でも「絶対に勝てない相手」はいないでしょう
どの選手であっても、中国選手であろうと食ってしまう可能性があります
丹羽選手の物怖じしない性格と、トリッキーで大胆なプレーは、大舞台でプレッシャーのかかる中国選手を脅かすに十分な潜在能力を秘めています
また当たったら手がつけられなくなるプレースタイルは数々の格上の選手をなぎ倒し、一気に世界のトッププレーヤーに躍り出る爆発力を秘めています
こういった世界のトップクラスの大会では誰が勝ち上がってもおかしくないと言えます
かつて世界的にはほぼ無名だった朱世赫選手が新しいプレースタイルで一気に世界のトップクラスに躍り出たり
アテネでは、もはや引退がささやかれていたワルドナー選手が活躍し、優勝候補だった王皓選手は、誰も予想していなかったであろう柳承敏選手に敗れました
世界では何が起こってもおかしくないのです
そういった意味で、世代交代や新しいプレースタイルの選手が台頭してくるという点では丹羽選手のプレースタイルは新しい可能性を秘めており、水谷選手と同じように期待するべき選手の1人です
よく大会の会場の雰囲気も選手のプレーや結果に影響されると言われますが、
当然、選手たちはそういったことは全く気にしないようにプレーしていると思いますが、
やはり観に来ている人によって会場の雰囲気や応援の仕方が変わってきますので、「無意識」に選手は良かれ悪かれ精神的になんらかの影響を受けていると考えます
南米でのオリンピックは初ということで、会場の雰囲気もこれまでのどの試合にもなかった雰囲気になると思われます
ですので、今回のリオ五輪は何か「大きな変化」や今までにはなかったセンセーショナルな結果になるのではないかと感じています
是非そういった会場の雰囲気なども感じながら応援すると、現地に行ったような気持ちで試合を見れるかもしれません
日本選手がメダルを取れるように応援しましょう
それでは
0コメント