皆さまこんにちは
リオ五輪が近くなってきたということで、卓球の日本代表がメダルを取れるかどうかを「客観的」な視点から何回かに分けて考察していきたいと思います
まず男子団体ですが、
団体戦は現在の世界ランキング順に、中国、日本、ドイツ、韓国の4強がベスト4に入ると見て間違いないでしょう
中国は言わずもがな、今回はシングルスでエースが2回出場できるので、世界ランク上位選手が1人でもいればかなり有利だということです
上の国でいうならば、日本は水谷選手、ドイツはオフチャロフ、韓国は以前の世界選手権で水谷選手を苦しめた鄭 栄植選手がいます
層の厚さでも、ドイツは現在ランキングは落としているものの絶対的エースのティモボル選手がいますし、
韓国はランキング20位以内に李選手と朱 世赫選手がいますので、これらの選手層を超える国は他には見当たりません
もし韓国やドイツが破れる可能性があるとしたら、香港かポルトガルです
ポルトガルはランキング20位以内に2人入っていて、香港はランク8位の黄選手と中国帰化選手の唐選手がいますので、日本もかなり注意しなくてはいけません
順当に上記の4チームが勝ち上がった場合、日本がもし準決勝であたるとしたら、おそらく世界ランキング的には2位のドイツとあたることになります
ドイツと戦う場合、オフチャロフ選手に対して水谷選手は最近は勝っているようですが、実力はほぼ互角であり勝てる可能性は五分といったところでしょう
ボル選手に対しても全盛期より実力が落ちているとはいえ、過去の対戦成績や相性があまり良くなくこちらも正直勝てるかどうかは五分といったところです
仮に水谷選手が2点取ったとしても丹羽選手か吉村選手がオフチャロフとティモボルどちらかに勝たなくてはいけないとなると少々荷が重く
水谷選手に負担がかかってしまったりダブルス頼みになってしまうことを考えると、ドイツ戦はかなりしんどい戦いになるでしょう
仮に3位決定戦になった場合、韓国はランキング上位の鄭 栄植、朱 世赫のどちらと当たっても水谷選手は勝率が良く、高い可能性で勝つでしょう
まだ正式な組み合わせがわからないので何とも言えませんが、やはりシングルだけで3点取りやすい韓国の方が、精神的には楽でしょう
そして、団体戦において最も重要なのは「ダブルス」です
オリンピックでは世界選手権とは違い、3番にダブルスが組み込まれます
これは予測がしにくく、ダブルスの出来次第で楽な試合が苦しくもなり、0-2のピンチの状況であっても一気に形勢を逆転できるようにもなるのです
日本は丹羽選手と吉村選手の右と・左のコンビですから相性はかなり良く、お互いダブルスで大舞台で実績を残しているのでかなり期待できるでしょう
問題の中国ですが、もし当たった場合、正直勝てる可能性はかなり低いと思います
水谷選手は中国にかなりマークされ、研究し尽くされています
最近の試合でもトップの2人にはほとんど勝てていません、
上手く3番手の許シン選手か樊振東選手に勝っても、あと2点をダブルスか馬龍選手か張継科選手から取らなくてはいけないと考えると
ダブルスや吉村選手の爆発力に賭けるなどの、何かしらの番狂わせが必要になるでしょう
中国の層の厚さは群を抜いていて、よっぽどのことがない限り中国の優勝は揺るがないでしょう
以上のことから、日本の男子団体は
最高で銀、最低でも銅といったところでしょう
とは言っても実際の試合では何が起こるかわかりませんし、オリンピックは国の威信をかけて全ての国が全力で向かってきますから
全くノーマークの国にも一切の油断は禁物です
今からいろいろ想像してリオ五輪を待つのも楽しいかもしれません
是非日本代表を応援して最高のプレーを見られるようにしましょう
それでは
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